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忍者 17話

第十七話 〔一方兄者は……〕



( ^^ω)「……」

唐突ではあるが、中嶋の住む屋敷。
そこで兄者の教育係を任されたは瀬川は、落ち込んでいた。

( ´`ω)「ホマァ……」

不可思議な位置に取り付けられた口から、特徴的な口癖と共にため息が漏れる。
重く、暗いため息。
それは周囲の空気と混ざり合って、雰囲気を同化させた。

落ち込むは瀬川を中心に、暗い空気が流れている。
と、は瀬川がたくさんある足を頭に乗せて、小さく呟いた。

( ´`ω)「僕にあいつは教育できないホマ」

( ´`_ゝ)「そんなこと言うなななななwwwwww」

そんな彼の目線の先には、先程から転がり続ける兄者の姿が。
何が楽しいのか、一心不乱に床の上を転がり続けている。

二人は屋敷の中の一部屋にいた。
そこの扉付近には、「ホマ講座室」の看板が立てられていた。


※ちゃんとしたまとめverです。


( ^^ω)「だいたい、何で中嶋様はこんなやつを教育しようとするんだホマ?
       こんなストレスの原因、さっさと始末すればいいものの……」

目の前の異質に、呆れた眼差しを投げかける。
そこでまた一つ、小さくため息。
当然、兄者には届くこともない。

( ´`_ゝ)「ん? なんか言った?」

( ^^ω)「顔の造形がきもいから反応するなホマ」

( ´`_ゝ)「変わらないのにwwwwwあんたと俺にそう大差ないのにwwwwwww」

(#^^ω)「……」

兄者と一緒の空間にいる。
ただそれだけで。
ひたすらに、は瀬川のストレスが蓄積されていくのであった。

一体、中嶋はどんな考えを持って兄者の教育をしようとしているのか。
それさえもわからぬまま、は瀬川は兄者に翻弄されているのである。




( ´`_ゝ)ノ「ほーら、よちよち。慰めてあげまちゅよ~」

多数あるうちの一本、腕をは瀬川の頭に乗せる。
その腕を奇妙にくねらして、頭の上をひたすらいじくっていた。
それが兄者流の、なでなでなのだろう。

(#^^ω)「全く、こいつは……」

既に制止する気も起きなくなったは瀬川は、ただ撫でられていた。
そんな時である。

(*゚∀゚)「ちょ、何この状況……」

部屋の扉を開いて、愕然とした表情を見せるつーが入ってきたのは。

( ´`_ゝ)ノ「……」

( ´`_ゝ)ノ「なでなで~」

(#^^ω)「この状況でまだそれを続行するお前が凄いホマ」

(*゚∀゚)「……」

(*゚∀゚)「ちょっとは瀬川、こっちにきな」




(;^^ω)「は、はいホマ!」

少し間を空けて、つーの表情に若干の落ち着きが見られるようになった。
そのまま表情を変えずに、は瀬川を手招き。
対照的に追い詰められた表情のは瀬川は、その多数ある足を忙しなく動かしてつーの元へと歩いていく。

(*゚∀゚)「あんたさぁ、このまま兄者をボロのまま放置してたらどうなるのかわかってるのかい?」

(;^^ω)「正直、皆目わかりませんホマ……。なんであんなやつを教育するのかなんて」

(*-∀-)「ハァ……」

は瀬川の言葉に、深いため息一つ。
息を吐ききると同時に、瞑られた目を開く。
大きな瞳には、戸惑うは瀬川の姿が映されていた。

(*゚∀゚)「教育とか関係ないんだよ! あんたがちゃんと教育しないと私が怒られるの!
     具体的に言うとボスとかリーダーとか姐さんとかツンとかに!」

(;*-∀-)「特にツンみたいなアバズレクソ女には何を言われることやら……」

ξ#゚⊿゚)ξ「…………あぁ?」

(*゚∀゚)……

(*゚∀゚)「前言を全体的に撤回で」





いつの間に来たのだろうか。
扉付近に立つ、つー。
そのすぐ後ろに果てしなく険しい顔をして、彼女の肩を掴むツンの姿があった。

(;*゚∀゚)「あの……その……」

ξ#゚⊿゚)ξ「お前に発言権なんかないから。あるのは私にひたすらしばかれる義務だけだから」

(*;∀;)「ひゃ……ひゃい……」

ズルズル((((*;∀;>ヽξ#゚⊿゚)ξ

つーとツンがその場を去り、残されたは瀬川と兄者。

(;^^ω)「……」

(*´`_ゝ)「……」

二人は全く別の方面で、沈黙を貫いていた。






無音になる部屋の中。
結果的にそれは、廊下から鈍い打撃音と悲鳴、泣き声が数分後に聞こえる原因となる。

(;^^ω)(うっわぁ……)

(*´`_ゝ)(うはぁ……)

相変わらず二人は、無言で反応していた。

そしてしばらく無音の状態が続いた後。
やっとは瀬川が口を開いた。

( ^^ω)「……とりあえず気を取り直して教育を始めるホマ」

( ´`_ゝ)「えー」

(#^^ω)「……!」

ここでは瀬川は思考を巡らせる。
どうせ実直に教育や勉学と言っても、この兄者が言うことを聞くはずがないと。
それならば。





( ^^ω)「……言い直すホマ。今から忍者の修行を始めるホマ」

ヽ(*´`_ゝ)ノ「わーい! wktk!」

( ^^ω)(計画通り……!)

兄者の好みそうな言葉に置き換えればいい。
その考えが見事に功を奏したのか、兄者も抵抗せずに受け入れた。

( ^^ω)「……」

それならば今までの苦労は何だったのだろう。
そう思ったは瀬川は、誰にも知られず少しだけ凹んでいた。

( ^^ω)「えっと、まずはこの世界で生き抜くための重要な勉ky……修行ホマ」

(*´`_ゝ)「wktkwktk」





改まって話し始めるは瀬川。
キラキラと輝く目で見つめる兄者。
その空間には、先程までの険悪な騒がしさの気配などどこにも残っていなかった。

( ^^ω)「ここでは想像力が物を言う世界ホマ。というわけで、イメージトレーニングでもしてみるホマ」

(*´`_ゝ)「手裏剣wktk忍者ブレードwktk」

(;^^ω)「……いや、あの」

は瀬川の言葉などお構い無しに、兄者が『忍者』という単語にだけひたすら興奮している。
言葉を失うは瀬川、その頬には一筋の汗が垂れている。
またも、険悪な空気が流れ始めようとしていた。

と、その瞬間である。

( ^^ω)「……え?」

兄者に異変が起きたのは。





ブオンヽ(*´`_ゝ)ノブオン「手裏剣だーい!」

複数ある手を全て広げ、体を中心に大回転。
辺りに風を巻き起こし、そう広くない教室内を無尽に動き回る。
その姿はさながら。

(;^^ω)「人間……手裏剣ホマ……」

そう、兄者の愛する手裏剣そのものであった。
回転によって揚力も生まれたのであろうか。
今や兄者の体は宙を舞い、それでも楽しそうに回転していた。

そして、兄者の高速で回転する腕に触れた箇所は。

(;^^ω)「ちょ、柱が……教室が壊れるホマ!」

鋭利な刃物。いや、それ以上に鋭い何かで抉られたかのように。
兄者の手と同じ太さの分だけ、綺麗に穴が開いていくのであった。

(;^^ω)(こいつ、異質すぎるホマ……。忍具なんか使うよりも、このままの方がずっと……)





(;^^ω)(いや、丸腰でこれなんだから忍具が合わさったら一体……?)

は瀬川の頬に、大粒の汗が一筋の道を作る。
忍具を持たない兄者。それ以前に、借り物の体な兄者。
そんな条件ですらも、ひたすら異質な動きを続けている。

今更ながら、は瀬川には小さな、それでも確かな恐怖感が芽生えつつあった。

(;^^ω)(やっぱりこんなやつ、僕には荷が重過ぎるホマ……)

例え自らの上司に言いつけられた仕事とて、自分の能力に見合わない仕事だ。
その事実には瀬川は気が付いてしまった。
気が付くと同時には瀬川を襲うのは、大きな絶望。

( ´`_ゝ)「うひょひょひょwwwww止まんねwwwwww」

(;^^ω)「ホッ……ホマ!?」

に、浸る余裕すらもは瀬川にはなかった。
少し目を離した瞬間のことだ。
高速で回転する兄者が、は瀬川の目の前まで移動してきたのは。









( ゚゚ω)「ホマー!!!」





ドガッ





( ´`_ゝ)「フヒヒwwwwサーセンwwwwwww」








( --ω)「うう……ん?」

再びは瀬川が目覚めたのは何時間後であろう。
時間の感覚を失ったは瀬川が、痛む体に鞭打ち立ち上がる。

(;^^ω)「死ぬかと思ったホマ……」

しばらくぶりには瀬川の視界に映る、薄暗い教室。
傷だらけの壁、傷だらけの床、傷だらけの天井。
はしゃいでいる兄者。

( ´`_ゝ)「うはwwww新キャラの予感wwwww」

そして、その兄者に絡まれている一人の人物。
顔全体に被るほどの髪はぼさぼさで、表情が読み取れない。
全身から負のオーラが漂う、そんなゾッとする雰囲気のする女性。

彼女を見た瞬間、は瀬川は凍りついた。

(;゚゚ω)「ちょ……なんであなた様がここに……!?」

心からの疑問。
それが率直に口から飛び出した。





『ツンに呼ばれたからね』

喉をガラガラと鳴らすような、空気を震わす声でその女は答えた。
髪の隙間から時々覗く口は、笑みを浮かべている。
優しい微笑などではない。邪な笑みだ。

(;゚゚ω)「ツン様が……? 何故ですホマ?」

この質問がいけなかった。
即座に女は不機嫌な空気を作り出す。
そして一瞬の間の後。

『お前がこの異質を育てられそうにないからだよ! この教室の壁もどうせお前が八つ当たりしたんだろ!』

(;^^ω)「それは僕じゃn」

『バルケンはもう異質を手駒として使うことは諦めたよ。あとは逃げ出さないように私が見張っとく』

は瀬川が反論する暇もなく、一気に女は捲くし立てる。
自分より立場の上の人間相手だ。
は瀬川も従わねばならない。

(;^^ω)「わかりましたホマ……。姐さん」





姐さん、そう呼ばれた女は先程まで出していた不穏な空気をいつの間にか掻き消し。
またも邪な笑顔をは瀬川に向けることで、返事とした。

『もう教育係の仕事は終了だ。さっさと外にお行き』

(;^^ω)「ホマァ……」

トーンの下がった声での、返答。
そしてしばし間が開いて。
再度、は瀬川の口が開かれる。

( ^^ω)「兄者……」

( ´`_ゝ)「フヒッ?」

( ^^ω)「絶対に姐さんには逆らっちゃ駄目ホマ。この言うことだけは聞いてほしいホマ……」

真っ直ぐと、兄者を見つめる。
自分自身のメッセージを、しかと届けるように。

( ´`_ゝ)bbbbb「把握なんだぜ」

は瀬川の言葉に、兄者もたくさんの手の親指を立てて答えた。
この会話が教育係のは瀬川と兄者の、平穏時での最後の会話となることを
二人は未だ知ることはない。





一方、内藤とドクオの修行風景では。

(-A-)(忍者……忍者……)

(-A-)(こいつ→|/゚U゚|を想像……)

( ^ω^)(ドクオ君、頑張れお……!)

椅子に座り、ひたすら想像をするドクオと。
それに対峙する様に立って見守る内藤の姿があった。

(-A-)(あ……もうすぐ……!)

頭の中に忍者の姿を思い浮かべ、それを鮮明に自分の外へと描き放つ。
瞬間、またもドクオの中の何かが、椅子に吸い取られていく感覚が生まれた。

(-A-)(今度こそうまくいったはず……!)

ドクオの座る椅子が、うっすらと靄を纏っていく。
段々と濃度をあげたそれは、ゆっくりと椅子から離れて上空に留まった。
そして、確実に形を作っていく。




(-A-)(手ごたえあり!)

だが、現実はそう甘くはなかった。
しばらくの間の後、もうすでに聞きなれ始めた内藤のため息がドクオの耳に届く。

(;^ω^)「あー、惜しい。惜しいお。惜しいんだけど……」

内藤のため息。
そして妙に歯切れの悪い内藤の評価。
これらを聞いた後に。

('A-)「惜しい……?」

ドクオが目を開く。
開けていく視界の先、そこには。

|/゜U゜| + 激しく参上 +

(;'A`)「……」

確かに惜しい何かがいた。




この時、内藤は微かながらに違和感を覚えていた。

( ^ω^)(ここまで失敗し続けるだなんて何か……)

ドクオがいつまでたっても、まともな忍者を想像しきれない。
想像力は抜群なのにもかかわらず、だ。
もしや、何か原因があるのではないか。

そう考えた内藤はドクオに尋ねてみる。

( ^ω^)「ドクオ君、何か悩み事でもあるのかお?」

(;'A`)「……え?」

ここまで想像ができないのは、集中力を乱す何かがあるのかもしれない。
内藤が出来るのは、その原因を少しでも減らすことぐらいだ。
しばしの間、ドクオからの返答を待つ。

そして、その止まった空気は再度動き始める。
頬を僅かに赤らめたドクオの言葉によって。

(*'A`)「う、うん……」





( ^ω^)「やっぱり……」

内藤の違和感は正しかった。
忍具無しに実体のは瀬川を生み出せる程までの想像力を持つドクオが、
ここまで忍者を想像できないはずがないのだ。

( ^ω^)「正直に言ってくれお。その悩み事って一体……?」

ドクオの悩みを解決させ、一人前の戦力にする。
それは後に、内藤の住む忍者の里の未来のためにもなるだろう。
少しお節介かもしれない、そう考えながらも内藤は質問を投げかける。

だが、

(*'A`)「そ、それはちょっと……」

ドクオはただひたすらに体をくねらせているだけであった。
その顔には、謎の微笑を浮かべて。





(;^ω^)「まさか、修行が嫌になったとか、かお……?」

もしそうだったとしたら、大変なことになる。
第一、ドクオをここまで連れてきた荒巻の苦労が全て泡となってしまう。
それだけはどうしても避けなければならなかった。

が、内藤の不安は即座に否定される。

(;'A`)「い、いや。全然……」

その言葉にどれほど内藤は助けられただろう。
ふぅ、と一旦息を吐いてから、質問を続ける。

(;^ω^)「なら良かったお……。じゃあ、一体?」

(;'A`)「あの……えっと、その……。絶対に誰にも言わない?」

しどろもどろになりながらも、やっとドクオは答えを言おうとしている。
当然、内藤は即答した。

( ^ω^)b「任せろお。絶対に誰にも言わないから教えてくれお」





(*'A`)「実は、その……」

ここでドクオは遂に心の内を明かす。
生まれてから初めての感情を。
長い間胸に秘めていた感情を。

(*'A`)「渡辺さんって、かわいいよね……」

( ^ω^)・・・

(^ω^)

ドクオの言葉に、内藤は驚きを隠さずにはいられない。
思わず、返答をも止めてしまった。
そんな内藤の目の前には、目をこれ異常ないほどに輝かせたドクオの姿。

( ^ω^)(これが、若さかお……)

しみじみとそんなことを思う内藤であった。
そして、そこから内藤は一つの考えが浮かぶ。

( ^ω^)(これを利用すれば……)






( ^ω^)「ドクオ君」

(*'A`)「何?」

頬を赤らめるドクオに向かって、内藤が一言。

( ^ω^)「渡辺さんにもらった忍具。それを使いこなしているところを彼女に見せてハートを鷲掴みしちゃうんだお」

その言葉が、ドクオの耳に届く。
耳から入り、脳に届き、脳がドクオの高揚を誘って。

(`A')「うおぉぉぉおおおお! 使いこなすぅううぅううううう!!」

新たなドクオを覚醒させた。

( ^ω^)(成功だけど、このドクオ君はきめぇwwwwww)

ちなみに数分後には、ドクオのテンションは元に戻り。
以後この話が終わるまで覚醒ドクオは現れることはなかった。
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なんと^^

>>米二個目
リア充死ね^^

>>米三個目
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